「増税前の今が買い」
増税前の駆け込み需要がいよいよ観測され始めたとのことですが、世間のチラシが言うように本当に増税前の今が買いなのでしょうか。エコポイント狂想曲とかありましたが、今回も同じことが起きて4月下旬には増税を上回る値下げが始まるのではないかと思ってます。(なので、欲しいものがあるのですが、待ってみます)
今が買いなのか、考えてみます。
「増税前の今が買い」の命題
増税前という抽象的な表現を書き換えつつ命題にします。
- 増税前の今が買い
- 買うなら増税前の今
- 買うべきは増税分の3%を払わなくていい3月中
- 買うべきは安く済む3月中
とにかく3月中は安いというわけです。
「増税前の今が買い」の対偶
それぞれ対応する対偶は
- 買いでないなら増税前でない
- 増税後なら買わない
- 3%多く払う4月以降は買うべきではない
- 安く済む3月中でなければ買うべきでない
となります。
安く済む3月中…これが曲者ですね。少し書き換えて
- 3月中に安く済むものは、4月以降に買うべきではない
とします。
「増税前の今が買い」の考察
買いのタイミングって難しいですよね。季節物はその時に買わないと意味ないので、今回の対象は主に食料や日用品、インテリア、家電あたりにしぼります。
まず、3月は決算となる会社が多く値下げ率も高まります。ただし、インテリアや家電など新生活と連動するものは季節物の側面もあり、大きな値引きは期待できません。季節をずらして在庫処分を狙いたいジャンルです。
食料や日用品は在庫変動が少なく、4月以降の大幅値下げはないので、保存期間の長いものは買っても良いかと。とはいえ、金額が大したことないので、おトク感は弱いですね。だったら、ATMの時間外手数料をとられないように努力する方がマシかもしれません。
「増税前の今が買い」の結論
やはり増税前に買うとトクなものは少ないので
増税前の今が買いは「偽」です。
欲しい時が買い時ってことですね、結局。
以上