「会社に不満があるから転職する‏‏‏‏‏」の対偶

「会社に不満があるから転職する‏」

転職という行為に対する社会的、心理的ハードルが下がり、転職の理由も多種多様になってきています。ホンネとタテマエが異なるのは、転職に限った話ではありませんが、転職の理由としてイヤな現状から逃げるためというネガティブなものが多い気がします。ネガティブな転職で本当に状況が打破できるのか考えてみます。

「会社に不満があるから転職する‏‏」の命題

  • 会社に不満があるから転職する
  • 会社に不満があるならば、必ず転職する
  • 会社に不満があるならば、転職がベスト

明らかに「偽」ですね。

「会社に不満があるから転職する‏‏‏‏‏」の対偶

少し書き換えた対偶も並べると、

  • 転職しないなら、会社に不満はない
  • 転職がベストでないなら、会社に不満はない

こちらも当然ですが、明らかに「偽」です。

「会社に不満があるから転職する‏‏‏‏‏」の考察

会社に不満があっても、転職によるデメリットの方が大きければ転職はしません。会社に不満があっても、転職以外に解決手段があれば転職はしません。
不満による行動はエネルギーが大きいだけに、熟慮せずに行動に移しがちです。そして、行動した自分を正当化するために、会社に不満があること、それが変えようのないものであること、それが大きなデメリットであることと信じこもうとします。
そのまま転職活動をして、タテマエ理由で取り繕って、内定もらうために多少の妥協をして、新たな環境になったとしても、前と同じ状況になるかもしれない。むしろ、前と変わらない自分が前と変わらない状況を呼び込むかもしれない。
いつまでも転職できる能力とキャリアがあるとは限らない以上、どこかで状況を打破する努力をしなければなりません。

「会社に不満があるから転職する‏」の結論

いつかしなきゃいけない努力なら早目に済ませておくのが吉ですから、「会社に不満があるから転職する」は「偽」です。

もう少し今の場所でがんばるとしますか。

以上

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください